星空の下で指す未来 -水瀬いのりLIVE TOUR 2018-
「Inori Minase LIVE TOUR 2018 BLUE COMPASS」の愛知公演に参加してきた。
2017年12月2日の「水瀬いのり 1st LIVE Ready Steady Go!」以来、約半年ぶりの声優水瀬いのりのワンマンライブである。
1stアルバムとはまた違った色を見せた2ndアルバムをリリース。
そして、それを引っ提げての2ndライブツアー。
そこに立っていた彼女は、まるで星空の下に咲く一輪の青い花のようだった。
祈りと星
私は、中盤の
Million Futures~アルペジオ までの彼女の美しさが忘れられない。
この流れには、彼女が楽曲を通して伝えたい想い、「願い」が込められているのではないだろうか。
Million Futuresという未来への希望を書いた歌で始まり、「星」と「祈り」に纏わる楽曲を歌い上げていく。
その彼女の姿は「星に幸福を願う少女」であった。
正々堂々と希望を歌う者はこそ強者である。他人の幸せを願う者こそ本当に尊い。
楽曲、舞台演出、衣装、そして彼女の歌声。
全てが合致して最高の尊さを感じた。
「願い」から「導き」へ
そしてもう一つ、今回のライブで感じた彼女の表現の変化がある。
それは、「願い」から「導き」へメッセージ性が傾いていること。
「願う」ことしかできなかった少女が、歌を通して幸福へ「導く」。
自らが未来への道を指し示していくというメッセージを感じた。
私はこれからも彼女と願い、導くその先の景色を見ていきたい。